あなたの気持ちが世界を変える?

あなたの気持ちが世界を変える?

前回のブログで自分にとっての当たり前の中に

「自分にしか伝えられないもの」

あるんじゃないかということを書いたのですが

(前回のブログはこちらから)

じゃあ、何があるかと考えると

いろいろあるっちゃあるけどピンとこない。

で、視点を変えて「何を伝えたいか」を考える。

おっ!あったあった!

伝えたいことをお伝えする前に

そこに至る経緯を少し。

 

■難聴と聞いて、、、

私は妻と子がおりまして、妻は聴覚に障害があります。

「特発性両側性感音難聴」という

原因不明の難聴が両耳で進行していく

そんな難聴を抱えています。

 

はい、ここで質問です!

今、率直に心の中で「そうか、大変ですね」

と思った方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?

そりゃ漢字をいっぱい並べたのでそう思われても仕方ないし

私自身、以前はそう思っていました。

もちろんほとんどの方が善意を持って

そう思われたと思うので

そこを否定するつもりはありません。

 

■答えはひょんなところから

あるテレビ番組で手話を勉強している中学生が

耳の不自由な方の施設に訪問することになり

事前に先生と打ち合わせをしていました。

そこで先生(以下:T)は聞きます。

 

T「まずはどんなことを聞きたい?」

生徒(以下:S)は答えます。

S「どんなご苦労がありましたか?」

T「じゃあ、相手が健聴者だったとして

はじめましての人に同じ質問をするかな?」

S「しないです。」

T「何気ない会話をするよね、それと同じでいいんだよ。」

ほーーーーーーーーー!!!

 

実際、私も普段の生活の中で妻に対して

障害を特別視したことはありません。

手話は使っていませんが聞こえはかなり悪いです。

というか聞こえないことの方が多いです。

それでも普通に生活を送ることができています。

私にとって妻であり、子供にとって母であり、

時にシンガーでもある一人の女性、

どこにでもある夫婦と変わりないと思ってます。

そう、どこにでもあるように夫は尻に敷かれてますwww

 

■伝えたいこと

だいぶ話があっちこっち行きましたが

伝えたいこと、それは

「障害に対する心の壁をなくしたい」

ということなんです。

 

視力に関して言えば、目が悪くても「視力に障害がある」

という認識よりは「あー、目が悪いんだね」

くらい軽い認識が多いかと思います。

聴力やその他の部分に関しても

それくらい軽い認識を持つことができれば

もっとフラットにお互い接していけるのではないかと。

目でいうところのコンタクトのように

聴力で言えば補聴器の技術的な進歩や

制度自体も見直す必要があるのかもしれません。

しかし、それらが進んできた時に

人の心が追いついていなければ意味がありません。

まずは人の心の壁がなくなり

技術や制度も進んでくれば

これはもう最高だなと思うわけです。

 

そうは言ってもなかなか当事者意識を持つというのは

難しい部分はありますが、

そういう話題に触れる機会を増やしていくだけでも

良い変化を起こしていけると信じています。

特に聴力に関することが多くなるかとは思いますが

みなさんの目に、耳に触れる機会を

作っていきたいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

と、真面目に締めたけど

あくまで明るく前向きな感じでいきたいので

「へー、そうなんだ」

くらいの感じで読んでもらえれば幸いです。

それでは、また!