超福祉展2019
渋谷ヒカリエで開催中の超福祉展に行ってきた。
そもそも超福祉展とは何かというと
『正式名称「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」。
障害者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する
「心のバリア」を取り除こうと、2014年より毎年11月の一週間、
渋谷ヒカリ絵を中心に開催を続けている展示会です。
思わず「カッコイイ」「カワイイ」と使ってみたくなるデザイン、
大きなイノベーションを期待させてくれる
「ヤバイ」テクノロジーを備えたプロダクトの展示・体験に加え、
従来の福祉の枠に収まらない魅力的なプレゼンターたちが
登場するシンポジウム、多彩なワークショップなど、
様々な企画を展開してきました。』
超福祉展HPより
http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/about/
と言うものです。
実際にそこで体験したもののひとつで驚いたのは
補聴器メーカーのオーティコンさんのブースで
VRで聴覚障害を体験できるというもの。
これは非常に面白かった。
というのも聞こえの部分では実際と違うところはあるだろうけど
聞こえないことによる不安や精神的な負担を
当事者の目線で体験できるから。
いくつかシーンがある中で一番印象的だったが
大勢でのパーティーのシーン。
長い机の中央に自分が座っていて
遠くの人はおろか、正面の人の話もほぼほぼわからない状態。
大勢の会話の中で話の流れが全くわからないのに
急に話をふられ、大勢の目が自分に向けられるというストーリー。
これは本当に焦ったし、困った。
私は日頃、妻から話は聞いているので
VRで体験したようなシーンで困るというのは
知っていたしその気持ちはわかるつもりでいた。
にも関わらず、実際に体験すると
思っていた100倍焦った。
「百聞は一見にしかず」とはまさにこのこと。
聞こえないということが及ぼす影響というのは
思っている以上にストレスフル。
社会的に孤独を感じそれによってうつ病になる人も少なくないという。
何か特別ないいことをしろとかそういうことでなく
せっかく渋谷というアクセスの良い場所で(しかも無料で)
体験できるのだから是非体験してみてほしい。
体験前より体験後の方がきっと少し
優しい自分になっているんじゃないかな。
超福祉展は9/9(月)まで渋谷ヒカリエ8階 8 / COURT・CUBEにて。
開催時間は11:00〜20:00。
全くもって関係者でも何でもないけど
お近くにお立ち寄りの際は是非体験してみてください。
それでは、また。
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