どこまでが家族?

どこまでが家族?

先日のブログで拡張家族について触れましたが

今回はもう少し深く考えてみます。

(先日のブログはこちら

 

広辞苑によると家族とは

「夫婦の配偶関係や親子・兄弟などの

血縁関係によって結ばれた親族関係を基礎にして

成立する小集団。社会構成の基本単位。」

とあります。


家族の中でほとんどの人間が血縁関係である中、

夫婦だけは「血の繋がった家族」ではありません。

制度上、配偶関係を結んでいるだけで他人なんです。

では他人だから大切じゃないか、というとそうではない。

とても大切な家族だと思います。


家族というものを拡張して考えていくと

制度としては家族にはなれなくても

大切に想い合える相手であれば家族と呼べるのではないでしょうか。


従来通りの家族の概念だけに捉われてしまうと

自分で自分の首を絞めることにもなりかねません。

実際、妻が絶対安静だった時に

家族は遠方だったり他界していたりだったので

気軽に周りに助けを求めにくい状況でした。

普段から家族と呼べるような人を作っておけばよかったと

今となっては思います。

もちろん家事などはアウトソースすることも一つですが

頻繁に頼むとなるとそれなりにコストもかかってきます。

それに普段から関係性がある人のほうが

安心できる部分もあります。


時代が変わり社会環境も変わる中で

家族というものを拡張して考えていくと

制度としては家族にはなれなくても

大切に想い合える相手であれば家族と考えるのも

悪くないと思います。


今後も従来の考えに縛られて苦しむ人が一人でも減るように

そういった柔軟な発想が浸透していくことを願います。


それでは、また!