音楽の力

音楽の力

はじめに(ご報告)

大変ご無沙汰してしまいました。

実は昨年8月から妻が切迫早産で入院、

退院後は自宅での絶対安静になりました。

先日無事第2子が誕生したのですが

約5ヶ月弱、シングルファザーのような生活で

日々を過ごすことで精一杯でした。

また、無事産まれるかどうかわからなかったので

何のご報告もできないまま発信が滞ってしまい

楽しみにしていただいていた皆様には

本当に申し訳ございませんでした。


産まれてからも夫兼妻の母親のような役割で

まだまだ落ち着きはしませんが

この間の経験から見えたものもたくさんあるので

今まで以上に積極的に活動をしていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


さて、今日はこの5ヶ月間で

強く感じたことのひとつを少しお話しします。


音楽がなくなると

この期間の生活がざっくりどんな感じかというと

起きてから寝るまで家事、育児、仕事の

いずれかしか選択肢がない、

という感じです。

在宅で仕事をしているので通勤はなく

常に家にいられる安心感はありましたが、

同時に一人でいられる時間がなくなりました。


気づけば音楽に触れない日々が続いていました

割と体力はある方なので

体力的には問題ありませんでしたが

生活の中に音楽がない

(表現者としてだけでなくリスナーとしても)

というのは本当に心が荒みました。


ネガティブなことも沢山考えてしまい

体調不良や眠れぬ夜もありました。

なので余計なことを考えないように

思考停止して日々を過ごしていました。

例えて言うならゾンビのように

ただただ動いているという感じ。


音楽がもたらしたもの

ある日、少し早起きして一人部屋に籠り

音楽を聴くことにしました。


深く考えずに流した曲は

これまで幾度となく聴いた曲。

そのおなじみの曲は驚くほどに

身体の、そして心の隅々まで染み渡ったんです。


そして止まった感情の歯車を

再び動かしてくれました。

あの感覚は忘れられません。

それからは前向きに考えて進めたんです。


「生きる」とは

生活をする上で必要なものを挙げると

衣食住が最優先になるでしょう。

寒さをしのぐ服がなかったり、

食べものや生活できる場所がなければ

死んでしまいますからね。


きっと音楽がなくても死にはしない。

けれど「生きて」はいけない。

そんな風に思うんです。

それを強烈に実感できたということは

今後の自分にとって大きな経験でした。


音楽的なこと以外にも社会制度なども

感じること、考えることが多々あったので

次回書きます。


それでは、また!