機能性発声障害 1
はじめに
機能性発声障害
この病名をご存知でしょうか?
時々有名なアーティストさんもこれになって
ニュースになったりもするので
なんとなく聞いたことがある方も多いかと思います。
実はそんな機能性発声障害になってしまいました。
こっそり治してしれっと復帰しようかと思っていましたが
公表することにしました。
というのも自分がその診断結果を受けて
どういうものなのか調べた時に
学術的なものやそれを簡単にしたようなものがほとんどで
実際にそうなった本人の話というものがなかったんです。
もちろんそれらから正確な情報は得られます。
ただそこで得られるのは症状や治療法についてで
どういった予兆があったか、とか
どういう状況か、また心境かというのはありませんでした。
今思えばあれも予兆だったのかなと思うこともあります。
そういった部分を当事者の目線から伝えることで
少しでも伝わることがあればなと思います。
自分の備忘録も兼ねて、何回かに分けて
どういう経緯でそうなったかを記しておきます。
歌だけに限らず声を生業とするみなさまの
参考になれば幸いです。
機能性発声障害とは?
そもそも機能性発声障害ってなんぞや?
これに関してはインターネット上にもたくさん情報があるので
ここでは簡単に説明します。
声帯のポリープや結節、腫瘍などの
身体的な異常はないけれども声が出にくい
かすれてしまうなどの症状のことを言います。
その原因としては喉の筋肉の過緊張、気持ちからくるもの
男性においては変声期に出てきたりということが挙げられます。
私の場合こんな感じ
今回私は普段話す声もかすれた声になってしまい
音声外来に受診しました。
診断の結果、筋肉の過緊張による機能性発声障害とのこと。
もちろん普段から喉に力を入れて締めたり
そんなことはしていませんが、無意識に筋肉が
緊張状態になっているようです。
歌うことに関しては、信頼するボイストレーナーのおかげで
長時間歌えるようにはなっているんですが、
別で話す仕事をしていて、
その時に使うワントーン明るい営業ボイスが
影響してしまったようです。
そのあたり長くなるので
詳しくはまた次回以降に書いていきます。
それでは、また。
参考文献
機能性発声障害の診断と治療 – J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/119/2/119_142/_pdf
機能性発声障害 – 診断と治療の基本
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/28/4/28_4_276/_pdf
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