聞こえと危険察知

聞こえと危険察知

命に関わること

前のブログで火災報知器の音が聞こえない

と言うことを書きましたが

(前のブログはこちら

聞こえないことで危険を感じることを

考えてみたいと思います。

この辺りは周りの人間が知っておくことで

場合によっては誰かの命を救えるかもしれないので

ぜひ頭の片隅にでも入れていただけたら幸いです。

 

サイレン

車で家族で出かけた時に

後ろから救急車が来たので、車を寄せて止まると

妻に「どうしたの?」と聞かれました。

私「後ろから救急車が来てるから」

妻「なるほど」

 

我が家では普通の会話ですが初めて聞いたら

えっ!と思いますよね。

あんなに大きくて耳につく音が聞こえないの!?

はい、そうなんです。

 

電車などのアナウンス

電車のアナウンスも聞こえません。

普段であれば多少不便ではあっても

駅の名前を見たり、

車内の表示を見たりすれば問題ないですが、

災害などの緊急時に車内アナウンスが聞こえないと

状況がよくわからないけど

周りについていくしかない状態

になってしまいます。

 

その状況を想像しただけでも

普通以上に不安になるのは

きっと皆さんおわかりいただけるかと思います。

 

災害時の死亡率

NHKの調べによると

東日本大震災での総人口に対しての死亡率が

1.03%であったのに対して

障害者(障害者手帳所持者)の死亡率は2.06%と

2倍にものぼるそうです。

 

身体的な事情で逃げ遅れたりした方も

いらっしゃるでしょうが

情報を得られず危険を察知できなかった方も

中にはいらっしゃったかもしれません。

 

私たちにできること

聞こえない、聞こえが悪いというのは

見た目にわからないので

もちろん当事者がそのことを

周りに伝えることも必要ですが

なかなか勇気のいることだと思います。

 

それはきっと私たち周囲の人間の

難聴に対する知識や理解が

まだまだ薄いからではないでしょうか。

一人一人が少しずつ知ることで

困った時に助けを求めやすい環境になって

過ごしやすい社会になることを願っています。

 

私もまだまだ勉強不足ですが

日々学びながら発信していきますので

皆さんも何か一つだけでも

その中から覚えてもらえるものがあれば嬉しいです。

 

と、最終回っぽい感じなりましたが

もちろんまだまだ続きます。笑

これからもよろしくお願いします。

 

それでは、また!