「伝音性」と「感音性」

「伝音性」と「感音性」

伝音性難聴と感音性難聴

一言で「難聴」と言っても

種類があるのをご存知でしょうか?

今回は難聴の種類についてお話しします。

 

難聴の種類

難聴には「伝音性難聴」「感音性難聴」があります。

耳の構造の中のどの部分に影響しているかによって

変わってきます。

耳の構造については以前書いた記事もあるので

下記をぜひご覧ください。

知ってるようで知らないあれ

 

耳の構造のおさらい

まずはこちらをご覧ください。

このように「外耳」「中耳」「内耳」と

大きく3つの部分に分かれています。

ものすごーくざっくり役割を書くと

外耳:音を集める

中耳:内耳へ音を伝える

内耳:音を電気信号に変換し脳に伝える

となります。

 

この中で外耳と中耳に支障をきたした場合、伝音性難聴に

内耳に支障をきたした場合、感音性難聴になります。

ではそれぞれの特徴を少し見てみましょう。

 

伝音性難聴

読んで字のごとく

「音を伝える」部分の難聴なので

音が聞き取りにくくなります。

例えば中耳炎や鼓膜が破れるというのも

ここに結びつくので

比較的身近にある難聴とも言えるかもしれません。

 

感音性難聴

こちらは音を電気信号に変換する部分に影響しているため

単に音が聞こえにくいだけでなく

言葉の認識も難しくなります。

いくら音が入ってきても

それを感じ取る部分が支障をきたしているため

十分な情報が脳に届きません。

 

基本的に音や言葉は脳がそれを聞いて記憶することで

聞き取れています。

なのでこれまで聞いていた言葉と同じ音を聞いても

脳の認識と一致しないため聞き取れない、と言うわけです。

「突発性難聴」や「老人性難聴」もこれにあたります。

 

なんとなく違いを感じてもらえたでしょうか?

へー、と思ってもらえたら幸いです。

 

それでは、また!